

この構想の中心人物は、ラテンアメリカ第一位の資源国であるベネズエラのチャベス大統領。実現化すると、およそ7千キロメートルにもおよぶガス・パイプラインの建設に伴い、約100万人の雇用が創出され、鉄鋼、パイプ製造、建設などの関連企業が潤い活性化する、とチャベスは言う。
まさしく参加国にとってはビッグで重要なプロジェクトである。チャベスは、3国の他、ベネズエラに次ぐラテンアメリカ第二位の資源国、ボリビアをこのプロジェクトに含むべきだとしている。
ボリビアと言えば、コカインの原料コカ葉の生産で有名だが、世界で最も貧しい国の一つでもある。次期大統領エボは、ガスの国有化を目指しているようでもあるし、経済復興をはかる足がかりにするためにも参入することになるだろう。
チャベスはさらに、3国の外貨準備の半分を充当し、社会経済開発プロジェクトを支援するための「南米振興銀行」創設の構想も持っており、「これによって我々が必要とする経済的自立が達成できるだろう」と力強く言う。
情報元:ラテンアメリカから見ると


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左翼政権のもとで、労働者や農民、低所得者らに目を向けた政治を進めている南米・ベネ
2006/04/11(火) 01:58:02 | かわうそ実記

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